「地元の人しか知らない。」
そんなスペシャルな「広島」にご案内します。
少し市街から離れてみた「広島」はいかがですか?
北には自然と動物がとても豊かな中国山地、南には瀬戸内海に浮かぶ140以上の島々、
それらを繋ぐちいさな町には昔から変わらない人の生活と文化が残っとる。
自然の豊かな地域に移り住み、
自給自足を始める若い人やアートを楽しみながら静かに暮らす人、
誰も住まなくなった古民家を地元の人達で再生し始めてる人、
昔から住み続けて、移住して来た人に伝統や技術を残す人。
そういう個々の動きが、その地域を再生し始めとる。
ちょこっとゆっくりしに、そんな広島を訪ねてみませんか?
それでは、ご案内致します。
宮島編

広島からフェリーに乗って揺られること15分。

海に浮かぶ大鳥居や厳島神社、山の手には大聖院。
そしてそこに暮らす人達。

島の真ん中では、ひっそりそれらに守られ続けとる原生林の残る山、弥山が。
少し山に入れば人の数は減り、鹿が家族で姿を表し、鳥が空から歌を奏で、
土では虫がひっそり家族を増やし、植物達はその中で太陽を浴びながら、
自然の中に人々の生活がある事。


自然である事。

ようこそ、宮島へ。
海編



ゆらりゆらり、船は瀬戸内海の緩やかな波をひとつひとつ乗り越えながら進んでいく。
海へ出て、波に揺られてるといっぺんに自然が大きく、人はまるで鳥達のようにちっぽけに見えるのが心地良い。

目に映るほとんどが広く抜けた空と海、そこにぽこぽこ浮かぶ瀬戸内海の島々。
小さな漁船達がビルより大きな貨物船の側を通り過ぎてく。
遠くに見える島の向こうっかわに降りていく太陽と共に、
空と海は柔らかなだいだいろや桃色、紫色に淡く変化しながら染まる。
そしてビール片手に冗談を言い合いながら太陽が沈みきった頃、一発目の花火が打ち上がる。
そこから次々と休む事なく空に打ち上げられる火の花は、ひとつひとつは一瞬のうちに開いて消えていくのに、
それが連鎖してひとつの長い長い空花畑になる。
不規則で優しい波に揺られながら眺めるそれはまるで、空の中で生きてるよう。
周りの船から歓声や拍手が起こるのを眺めながら、同じ船に乗る人同士会話が弾む。
船の先端で二人、静かに寝っ転がってただ空を眺めてる人もいる。
ずっと後になって、細かい事はだんだんと忘れていったとしても、
大切な人達と大きな海に浮かぶ小さな空間で共有した時間は
きっと夏が来る度、花火を見る度、くすっと笑いがこみ上げる想いでになるだろうな。
忘れられない経験は、忘れられない想いでになる。
三滝寺編
秋には山全体が個性を出した鮮やかな色に変わり、山全体がまるでゆっくり長い冬を待ってるよう。

広島市内でごゆるり出来る場所。
尾道編
狭い路地の坂を登れば猫が日陰でごろごろ。
ちょっと休憩がてら寄ったお店はオーガニックのカフェ。
そこで聞いた近所のギャラリーでは地元のアーティストが展覧会中だとか。
てっぺんの展望台で出会ったおじいちゃんは、
尾道の歴史を楽しそうに淡々を教えてくれる。
古民家を地元の人達で再生しながら、
ある物をこつこつ新しく変化させていってるちいさなちいさな街。
その中では毎日がアートの中の世界。
尾道へ。
その他編

田舎道、車を走らせながら、ふと車を止めてみると大きな入道雲。
気持ち良いのでそのまま車を下りて昼飯タイム。

子供は水も、葉っぱも、虫も、風も、そこにある全てと遊び倒すんだねえ。

昨日も見たね。
お互いそろそろ近寄ろっかね、もう少しだけ。
アテンド紹介
主な活動場所:広島とボストン work in Hiroshima and Boston
2021年より、Harvard大学Weatherhead国際研究所兼、デザイン大学院の研究員として、持続可能な街づくりの研究に従事。2021年12月にHarvard大学デザイン大学院で開催されたSDGs#11都市計画コンペにおいて、所属チームが最優秀賞を受賞。早稲田大学大学院、北京大学EMBA修了。元外交官(一等書記官)。アルゴア元米国副大統領認定気候変動対策リーダー。ボランティア団体MAPLEE代表。
米国PMI認定PMP(プロジェクト・マネージャーNo1288447) http://www.pmi.org/